FIA-F4もてぎ大会第6戦決勝レポート

野中誠太がポール・トゥ・ウインで3連勝!
木村、荒川が表彰台、鳥羽がIND-Cで連勝

 やや陽が西に傾いた午後4時10分、フォーメーションラップがスタートしたFIA-F4選手権第6戦決勝。お昼に行われた第5戦同様、13周で争われるこの決勝は、SUPER GTの公式予選の興奮冷めやらぬ中、スタートの時を迎えた。

 この第6戦の上位グリッドは、ポールポジションに第5戦を制した野中誠太、2番手に伊東黎明、2列目に木村偉織、太田格之進、3列目に荒川麟、小出峻という顔ぶれ。第5戦でも上位を争ったドライバーたちがひしめき、激戦の予感の中、午後4時13分にレッドシグナルが消灯した。

 注目のスタートでは、野中がポジションをキープしトップで1コーナーへ。一方、イン側2番手スタートの伊東はやや加速が鈍く、3番手スタートの木村が2番手に浮上。太田格之進が伊東に続いて4番手、そして5番手には荒川をかわして小出峻が上がってくる。
 野中、木村、伊東、太田のトップ4の背後では、小出と荒川がオープニングラップのバックストレートでサイド・バイ・サイドとなり、90度コーナーでの攻防の結果、荒川が5番手に。小出は岩澤優吾にもかわされて7番手に後退するが、直後に同じ90度コーナーで新原光太郎と岡本大輝が接触。新原は90度コーナーアウト側のグラベルでリタイアとなってしまう。

 この新原のマシンを排除するため、2周目にセーフティーカーが導入される。しかし、セーフティーカーランは長くは続かず、4周目にはリスタートに。ここでトップの野中は木村に攻勢を受けるが、辛くもポジションをキープするとスパートをかけ、4周目に1分59秒317、5周目に1分58秒981、6周目に1分58秒971とファステストラップを連発し、2番手木村に2秒以上のギャップを作ることに成功する。
 この木村に肉薄した伊東は、7周目の3コーナーでインを突き、2番手を奪い返すものの、この時最終コーナーで他車と接触した高橋悠之がグラベルにストップしてしまい、2度目のセーフティーカーが導入されることに。

 このセーフティーカーランも1周で終わったことで、レースは9周目からリスタート。今度はセーフティーリードを確保した野中は、労せずトップをキープ。一方、2番手の伊東はいったんかわした木村にスリップを奪われ、1コーナーでオーバーテイクを許し、3番手に後退してしまう。
 さらに伊東には荒川が襲いかかり、最終的にヘアピンで荒川が3番手を奪う。この結果、9周終了時には野中、木村、荒川、伊東、太田、岩澤がトップ6に。

 この後、上位陣は僅差のままチェッカーを迎え、野中が2秒差で逃げ切って3連勝をマーク。木村、荒川、伊東、太田はコンマ数秒差の密集状態のままフィニッシュとなり、6位でチェッカーを受けたのは12周目に岩澤を捕らえた小出であった。

 一方、インディペンデントカップでは第5戦で接触、リタイアとなったDRAGONが駆動系のダメージにより出走をとりやめ12台での戦いとなったが、第5戦同様に鳥羽豊が一度もトップを明け渡すことなく連勝。終始僅差の攻防を続けたHIROBON、佐藤セルゲイビッチが2〜3位を得ることとなった。