FIA-F4菅生大会公式予選レポート

小出峻&木村偉織がポールを分け合い
伊東黎明が2番手に、IND-Cは鳥羽豊がPP

 木〜金曜のトレーニング走行では、真夏を思わせる暑さの中での走行となったものの、土曜のスポーツランドSUGOはどんよりとした曇り空。路面は夜半の雨でダンプ状態で、ラインは乾いていたものの、所々黒いウェットパッチがある難しいコンディションとなる中、オンタイムの午前8時30分から公式予選が行われた。

 念の為WET宣言が出されたものの、降雨はなく結果的に全車がドライタイヤでのコースインとなったが、セッション序盤は1分27〜26秒と各車タイヤに熱を入れながら徐々にペースアップ。開始から7分が経過し、各車が4周目に入るあたりから、ポイントリーダーの野中誠太が1分25秒782で25秒台に入ると、チームメイトの荒川麟が1分25秒322、さらに清水英志郎が1分25秒370と25秒台前半のタイムが出始めると、直後には木村偉織が1分24秒757をマークしポールポジション争いは早くも24秒台に突入する。

 しばらくは太田格之進が1分25秒019で2番手、野中が1分25秒169で続いていたが、午前8時39分には小出峻が1分24秒801で2番手に浮上、さらに元嶋成弥が1分24秒977で3番手に。直後には太田も1分24秒863にタイムアップし3番手にポジションを上げると、午前8時40分には荒川も1分24秒871で4番手、新原光太郎も1分24秒889で5番手に。
 さらにこの直後には木村が1分24秒335にトップタイムを押し上げ、伊東黎明が1分24秒632で2番手に飛び込むなど、激しくタイミングモニターが変動する展開となったが、3コーナーで1台がスピンアウト。このストップ車両の回収のためにセッションは午前8時41分に赤旗中断となる。

 この中断の段階での上位陣は、木村、伊東、太田、小出、荒川、新原、清水、元嶋、そして小川颯太、岩澤優吾までがトップ10で、野中は11番手と苦しい状況。この後セッションは午前8時46分に再開、延長はなく残り14分でアタックが再開されることとなったが、各車がいったん冷えたタイヤに再び熱を入れ、アタックを開始したのはセッションが残り10分となってからだった。

 午前8時50分、赤旗中断時点で11番手に沈んでいた野中が1分24秒604で2番手に浮上。さらに荒川も24秒663にタイムアップ。また、新原も1分24秒748で6番手にポジションを上げる。上位グリッド確保に向け、ギアを上げた野中は翌周1分24秒567をマーク。奥住も1分24秒689で6番手に浮上を果たすが、木〜金曜のトレーニング走行で速さを見せていた松澤亮佑がようやくタイムを出し、1分24秒699でトップ10圏内に飛び込んでくる。
 松澤は翌周もアタックを続け、1分24秒487にタイムを上げ2番手に浮上を果たすが、直後に木村が1分24秒262にタイムアップし松澤を突き放す。しかし、ここで小出が1分24秒228を叩き出し、木村を抑えてモニターのトップに躍り出る。

 残り5分となった段階で、小出、木村、松澤のトップ3に続いたのは、12周目に1分24秒474を刻んだ伊東。荒川も1分24秒575と僅かにタイムを上げるもポジションは6番手。代わって松澤が1分24秒464をマークも、ポジションは3番手のまま。しかし、残り4分を切って荒川が1分24秒388にタイムを上げて3番手を奪い取る。
 
 このまま小出、木村、荒川でトップ3は決まるかと思われたが、午前9時を迎えチェッカーが提示されたファイナルラップに、伊東が1分24秒257を叩き出し、一気に2番手にポジションアップすることに。しかし、この伊東の頑張りも小出には及ばず、小出が富士での第2戦以来となる今季2度目のポールシッターに。しかし、セカンドベストタイムでは木村がトップを奪うこととなったため、第8戦では小出、伊東、木村、荒川、松澤、野中がトップ6となるも、第9戦は木村がポールポジションを手にし、伊東、松澤、小出、荒川、野中が2〜6番手となっている。

 一方インディペンデントカップでは、赤旗中断の段階では仲尾恵史がトップにつけ、DRAGON、鳥羽豊、HIROBON、佐藤セルゲイビッチ、近藤善嗣がトップ6という状況であったが、再開後に鳥羽、HIROBONがタイムアップし1-2に。しかし、いったんポジションを下げたDRAGONも3番手に盛り返す興味深い展開となったが、残り5分となって、先に1分25秒566を刻んでトップを確固たるものとしていた鳥羽に、齋藤真紀雄が1分25秒908で接近し2番手に。
 しかし、残り3分となってHIROBONも1分25秒981と26秒を切って3番手に食い込むも、鳥羽の優位は動かず。結局鳥羽が25秒台のタイムを並べてダブルポールポジションを獲得し、2戦ともに齋藤が2番手、同じく3番手にHIROBONが続く予選結果となった。

 第8戦決勝は、この後午後0時15分のスタート予定だ。