FIA-F4菅生大会第9戦決勝レポート

木村偉織がポール・トゥ・ウインで今季3勝目!
2〜3位に伊東、小出、IND-Cは鳥羽が連勝飾る

 SUPER GTの公式予選が終わった午後4時25分、第9戦決勝のフォーメーションラップがスタートした。夕方となり、やや涼しさを感じるグリッドには、第8戦でトラブルに見舞われた新原光太郎、岩澤優吾も無事並び、33台が揃っての戦いとなった。

 レッドシグナルが消え、午後4時28分に17周の決勝レースがスタートしたが、ここで好スタートを決めたのはポールシッターの木村偉織。2番グリッドの伊東黎明もまずまずの飛び出しを見せたが、惜しくも逆転はならず、木村、伊東の順に1コーナーへ。その後ろでは3番グリッドからスタートの松澤亮佑を僅かに上回る加速を見せた4番手スタートの小出峻が、2コーナーで3番手に浮上を果たし、以下荒川麟、野中誠太、奥住慈英、元嶋成弥、清水英志郎、太田格之進というオーダーで4コーナーへ向かう。
 オープニングラップに太田が清水をかわし9番手にポジションを上げるも、トップ8は順位変動はなく、木村、伊東、小出、松澤、荒川、野中、奥住、元嶋というオーダーで2周目に入ったが、最終コーナーでうまくスリップを奪った奥住が、1コーナーで野中をパスして6番手に。

 序盤はトップ2台にギャップを開けられた3番手小出だったが、徐々にペースを上げ、すぐにトップ3は三つ巴の攻防に。しかし、4番手の松澤以下も1秒と間隔は開かず、上位は接近戦のまま周回が進んでいく。5周目には1コーナーで清水を捕らえ、新原が10番手に浮上することに。
 しかし、7周目の馬の背コーナーでMAX SALOがコースアウトしてしまい、グラベルにストップした車両を回収するため、セーフティーカーが導入されると、さらに隊列が密集状態となる。

 このセーフティーカーは10周終了時にコースを去り、レースは11周目からリスタート。ここでトップの木村はうまくSPコーナーからの加速を決め、2番手の伊東にポジションを脅かされることなく1コーナーへ。一方の伊東には小出が迫るが、こちらも際どいところで伊東が2番手をキープし、小出の背後には松澤が続く。
 翌12周目の1コーナーでは、奥住にアウトから並びかけようとした野中がコースオフを喫し、コースに復帰を果たすも元嶋の後塵を拝し8番手に後退。元嶋はその周の馬の背立ち上がりからSPにかけて奥住を捕らえ、さらに6番手に浮上を果たす。奥住は続く13周目に野中にもかわされ、8番手にドロップしてしまう。

 こうした後続の争いをよそに、トップの木村は1秒以内の差で追走してくる伊東を抑え、17周を走りきって今季3勝目となるポール・トゥ・ウインを飾ることに。伊東は一歩届かず2位、3位には小出が入り、表彰台には届かなかったものの、松澤は自己最高位の4位。荒川、元嶋までがトップ6となった。

 インディペンデントカップでは、第8戦を制して波に乗る鳥羽豊がポールポジションから好スタート。スタート直後から、2番手のHIROBON以下との間に、他クラスのマシン2台を挟み、クラストップの座を確実なものとして周回を進めていく。
 一方、HIROBONに続く3番手には序盤齋藤真紀雄がつけていたが、セーフティーカー明けにDRAGONが齋藤を逆転し3番手に。3番手に浮上したDRAGONはコンマ数秒差でHIROBONにプレッシャーをかけるが、攻略には至らず。

 結局鳥羽が磐石のレース運びで再びポール・トゥ・ウインを飾って連勝。2位にHIROBON、3位にDRAGONが入り、齋藤、仲尾恵史、佐藤セルゲイビッチまでがトップ6という結果となっている。