FIA-F4鈴鹿大会第4戦決勝レポート

またもSC導入も小出峻が逃げ切って盤石の3連勝!
三井2位、3位に佐藤巧望。IND-Cは鳥羽が逆転勝利

鈴鹿大会を連勝した#5小出峻はこれで3連勝に

 前日に続いて快晴となった鈴鹿サーキットを舞台に、5月29日(日)午前8時30分にフォーメーションラップがスタートしたFIA-F4選手権第4戦決勝は、またもセーフティーカーが導入される展開となったが、ポールポジションからスタートの小出峻が逃げ切りを果たし3連勝を飾った。

スタートでは#5小出が#97岩澤をおさえて1コーナーへ

 オンタイムスタートとなったこの日の第4戦も11周の戦い。スタートではポールシッターの小出がまずまずの動きだしを見せ、同様に好スタートを見せた2番グリッドの岩澤優吾が詰め寄るも、トップをキープしたまま1コーナーへ。その背後では、グリッド順通りに西村和真、三井優介、佐藤巧望らが続くが、オープニングラップを終えた段階で、早くもトップ小出が2番手の岩澤にコンマ9秒のギャップを築く。

 小出、岩澤、西村、三井、佐藤巧望、小林利徠斗のトップ6に続き、2周目の1コーナーでは伊東黎明が中村仁をパスし、7番手に浮上。さらにこの周のスプーン進入では三井が西村に並びかけ、3番手を奪い取ると、この攻防の背後でチャンスを伺っていた佐藤巧望が西ストレートで三井のスリップを使いつつ、西村を130R入口でオーバーテイクし4番手に進出する。

集団での2番手争いの中、#7三井は#97岩澤をパスし2位に

 これで2周目終了段階で、上位陣は小出、岩澤、三井、佐藤巧望、西村、小林というトップ6のオーダーとなるが、トップの小出は3周目に2分09秒518、4周目に2分09秒429とファステストラップを連発しつつ、2番手岩澤とのギャップを拡大していく。岩澤には三井、佐藤、西村以下がコンマ数秒差で続いており、三つ巴、四つ巴の攻防に発展。その中で、5周目の1コーナーからS字入口にかけて岩澤に攻勢を仕掛けた
三井が、岩澤のインをこじ開けるように前に出て2番手に。岩澤にはさらに佐藤巧望らがプレッシャーを掛けていくこととなるが、その背後では伊東が小林をとらえ、6番手にポジションを上げていく。

 序盤から激しい攻防が続き、レース中盤でもさらなる順位変動が予想される中、6周目のシケイン手前で集団の中で争っていた辻本始温が他車との接触からバランスを崩してバリアに激しくクラッシュ。このため昨日の第3戦に続いてこのレースでもセーフティーカーが導入されるが、ドライバー救出と車両撤去、バリア修復のためにSCランは9周目まで続けられることに。
 このまま昨日同様、SC先導のままチェッカーを迎えるのかと思われたが、10周目のスプーンでSCの回転灯が消灯し、ラスト1周でのレース再開となった。

#61佐藤巧望は最終ラップの逆転で3位表彰台に

 一時は3秒以上のリードを築きつつも、SCでそれを失っていたトップの小出だったが、昨日同様にリスタートをうまく決めると、ラスト1周も首位の座を死守。2番手三井の後ろでは、3番手岩澤に佐藤巧望が詰め寄るも、1〜2コーナーを岩澤がうまく凌いで3番手をキープしたかに見えたが、シケインのブレーキングでアウトにはらんでしまったことで、佐藤巧望の接近を許してしまう。スプーンへのアプローチで岩澤のスリップから抜け出た佐藤巧望は、スプーン進入で岩澤に並び掛けオーバーテイクに成功する。

 トップ小出は2番手三井を従えたまま、ガッツポーズでトップチェッカー。これで第2戦からの連勝を〝3〟とすることに成功した。序盤からうまくポジションを上げた三井がデビュー戦以来の連続表彰台獲得となる2位を手にし、FIA-F4初参戦ながら印象的な走りを見せた佐藤巧望が初表彰台となる3位に。以下、岩澤、西村、伊東までがトップ6となっている。

三井は2位でランキング首位をキープも、小出が肉薄することに。佐藤巧望は初表彰台に

 一方、インディペンデントカップでは、昨日今季初優勝を飾った齋藤真紀雄がポールスタートからトップをキープ。1周目を終えて、齋藤、鳥羽豊、大阪八郎、DRAGON、近藤善嗣、堀田誠らが続くオーダーとなったが、他クラスの車両の先行を許し、齋藤はインディペンデントカップ首位ながらも総合でのポジションを徐々に下げ、2番手鳥羽との間隔が詰まっていく。

先行した齋藤を捕らえ、鳥羽が今季IND-Cで3勝目をマーク

 間合いの詰まったトップ2だったが、3周目にペースに勝る鳥羽が齋藤を捕らえてトップに浮上。斎藤は他クラスにもかわされ、鳥羽の独走を許したばかりか大阪をパスしたDRAGONの接近をも許す苦しい展開となるが、ここでセーフティーカーが入ることに。

IND-Cトップチェッカーを受けた#63鳥羽

 結局リスタート後もトップを守った鳥羽が今季3勝目をマーク。齋藤はDRAGONの逆転は許さず2位、DRAGONは連続での3位表彰台を獲得。4〜6位には大阪、碓井ツヨシ、SYUJIが入った。

優勝は鳥羽、齋藤は連勝ならず2位。DRAGONは連日の3位となった