決勝上位コメント

第14戦 決勝1位
小出 峻【#5 HFDP RACING TEAM】

「昨日のレース(第13戦)を考えると正直ペース的にトップには劣っているかなと思っていましたが、チャンピオンとして最終戦はなんとしても勝って締めたかった。だから前だけを見てプッシュし続けようと決めていました。またセーフティカーが出ることも予想していたので、そこで生まれるかもしれない隙を絶対に逃すまいと集中していました。今日のレースはそこが大きかったと思います。改めて今季を振りかえると、自分のレース人生の中でも非常に重要な1年だった気がしています。開幕前は圧勝でチャンピオンを獲るつもりでしたが、実際はそうはならなかった。レースは“速い”だけでは勝てない。最終的に1番でゴールするためには“上手さ”“強さ”が必要だということが学べた1年でした。2022年FIA-F4チャンピオンの名に恥じないレース人生を、今後も歩んでいきたいです」

第14戦 決勝2位
荒川 麟【#35 TGR-DC RS トムススピリット F4】

「スタートは前の2台も同じくらい良くて抜くことができませんでしたが、すぐにセーフティカー(SC)が入ったのでまたチャンスが来ると思い、SCランの間しっかりとタイヤを温めて準備していました。その結果、前2台と接戦に持ち込めて2位には浮上できたものの、もう1歩足りなかったですね。終盤に向けタイヤを温存する作戦も、今日の展開では活かせませんでした。でも攻めることが可能だった短い周回の中で、自分がやれることはやれたと思います。去年はチャンピオンを獲った野中(誠太)選手と切磋琢磨していったことで自分も好成績を挙げることができましたが、(TGR-DCの)ルーキー3人を引っ張っていく立場になった今年は成績が下がってしまい、力の無さを感じました。終盤に向け徐々に戦えるようにはなってきましたが、まだまだ力不足。来年のことはまだ決まっていませんが、オフシーズンの間も努力を続け、生まれ変わった自分で来年の開幕を迎えたいです」

第14戦 決勝3位
宮下 源都【#77 WARMTECH Skill Speed】

「参戦2年目の今季はマシン的にもドライビング的にも大分成長したと自分なりに感じていましたが、ミスが多く結果になかなか結びつけることができず悔しい思いをしてきました。最後に予選5位、決勝3位と、自己ベストにまとめることができて嬉しいです。チームにはすごく感謝しています。今週末は鈴鹿(第7戦)で5位になったときよりもペース的には自信があったので、あとは流れさえつかめれば表彰台も可能だと思っていました。昨日(第13戦)はそれがうまく行きませんでしたが、今日はうまく行って良かったです。来年も、自分が出来ることを精一杯やって行きます」

第14戦 インディペンデントカップ1位
鳥羽 豊【#63 HELM MOTORSPORTS F110】

「スタートがばっちり決まって、1〜2コーナーでHIROBON選手に並びかけて、2コーナー立ち上がりで前に出ることができました。ただ、その後3〜4コーナーでセーフティカーのボードが出て減速しようとしたら、HIROBON選手が並んで来てそのまま抜いて行ってしまったので、『あれっ!?』と思って。SCランでピットロードを通過するたびにチームにアピールしたんですが、全然わかってくれなくて(笑)。その後もレースが再開され、行こうと思うとすぐSCになったり、やっとレースができると思ったとたん、ラストラップになったりで……。昨日HIROBON選手と接触してしまい、後味の悪い結果に終わっていたので、この最終戦前にはHIROBON選手と『最終戦はいいレースをしましょう』とやりとりしていたんですが、ちょっと消化不良の最終戦でしたね。ただこれで今季10勝目ということで、IND-Cでの最多勝、最短、最高齢でのチャンピオンは予想していませんでしたが、この間メカトラブルは一切なく、HELM MOTORSPORTSのみなさんのおかげだと本当に感謝しています」