FIA-F4とは

エントリーフォーミュラ“世界基準”。それがFIA-F4
世界自動車連盟(FIA)が新たなエントリーフォーミュラカテゴリーとして提唱、2014年のイタリアシリーズスタートを皮切りに、世界各国でシリーズが開催されるようになったFIA-F4シリーズ。次世代のモータースポーツを背負う若いドライバーたちが腕を競い合い、切磋琢磨するこのFIA-F4は、日本では2015年からSUPER GTシリーズのサポートイベントとしてスタートし、初年度から毎年熱い戦いが展開され人気を集めている。
日本ではJAF地方選手権として創設されたFIA-F4選手権は、前述したように国内屈指の人気レースシリーズであるSUPER GTの国内大会に帯同する形で、全国各地のサーキットを舞台とした年間14戦(1大会2〜3レース制)でのシリーズ開催が基本となっている。
毎シーズン、将来のトップドライバーを目指す若手による群雄割拠が展開されるFIA-F4選手権では、坪井翔、牧野任祐、大津弘樹、宮田莉朋、阪口晴南、笹原右京、大湯都史樹、名取鉄平、小高一斗、平良響らを上級カテゴリーへと送り出してきた。中でも2018年のFIA-F4選手権で7勝をマークしシリーズチャンピオンとなった角田裕毅は、今や唯一の日本人F1ドライバーとして世界選手権を戦うなど、幾多の才能が巣立っていったのだ。
シリーズ創設以来、次々と若き才能たちを輩出し続けるFIA-F4選手権シリーズは、今後も「モータースポーツの甲子園」としての役割を担っていくこととなる。